News Release
ニュースリリース

2015.01.14

マクドナルド三沢店で発生した異物混入に関する
調査結果について

日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:サラ・エル・カサノバ)は、2015年1月3日(土)に「マクドナルド三沢店」(青森県三沢市栄町2-31-144)にて発生いたしました「チキンマックナゲット」への異物混入に関する外部機関の調査結果と混入経路の調査に関して、下記の通り結果をお知らせいたします。

本件は、2015年1月3日(土)に、「マクドナルド三沢店」において「チキンマックナゲット」15ピース入り※を3個ご購入いただいたお客様から、「『チキンマックナゲット』1ピースにビニール片(青色、長さ2.5cmの紐状)が混入している」とのお申し出があったものです。(※年末年始の店舗独自のサービスとして、15+5=20ピース入りとしていました。)

これを受け弊社では、お客様への謝罪・返金とともに、異物をお預かりし、調査と結果報告をさせていただくことをお約束いたしました。その後、ただちに日本とタイの両国で調査を実施した結果、「混入物は、『ポリアセタール』というフィルム片であること」、そして「同様の物性の『ポリアセタール』は製造工場および店舗では使用していないこと」が明らかになりました。

以上の調査からは、工場における混入、店舗における混入の検証がいずれもできず、大変残念ながら、日本マクドナルドとして混入経路を特定するには至りませんでした。しかしながら、考えうる最善の方法にて得られた調査報告として、少しでも皆様のご不安を解消することにつながればと考え、ここに、ご報告させていただく次第です。

改めまして、混入経路の特定には残念ながら至らず、お買い上げいただいたお客様には多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、ここに重ねて深くお詫び申し上げます。
弊社では今後も、お客様に安心して商品をお召し上がりいただけるよう、原材料の製造工場および店舗での異物混入の防止と品質管理の向上に、より一層取り組んでまいります。

なお、調査結果の詳細につきましては下記をご参照ください。

<調査結果(詳細)>
・調査内容 (1)外部検査機関による、混入物の成分分析
(2)チキンマックナゲット製造工場(タイ)における製造ラインおよび従業員の調査
(3)店舗における混入の可能性の検証
・調査結果
(1)外部検査機関による、混入物の成分分析
・国内の独立研究機関による調査の結果、混入物の材質は「ポリアセタール」であることが確認されました。
・国内の外部分析機関による調査の結果、「調理工程で熱を加えられた形跡がないこと」も確認いたしました。
(2)チキンマックナゲット製造工場(タイ)における製造ラインおよび従業員の調査
・製造工場内の製造ラインおよびその従業員が使用する全てのビニール素材を調査した結果、“青色のフィルム”状の物質で、成分が「ポリアセタール」のものはございませんでした。
・製造工場の従業員の入室時の持ち物チェックは正常に実施されておりました。
(3)店舗における混入の可能性の検証
・店舗には、「ポリアセタール」の“青色のフィルム状”の物質はございませんでした。加えて、異物は工場で成型済みのナゲットの中から発見されており、店舗での調理段階で混入する可能性は低いと考えられます。

今回の調査により、混入経路の特定には至りませんでしたが、「混入物は、『ポリアセタール』というフィルム片であること」、そして「同様の物性の『ポリアセタール』は製造工場および店舗では使用していないこと」を結果報告とさせていただきます。

以上